『心霊探偵ホーンテッド』

マシュー・フォックス/心霊探偵 ホーンテッド I [DVD]

マシュー・フォックス/心霊探偵 ホーンテッド I [DVD]

『LOST』のマシュー・フォックス(44歳!)主演の作品。TV映画?
九死に一生を得た後幽霊が見えるようになった探偵が事件を解決していく”という本当によくあるシチュエーション。
とは言ってもまぁそれなりに大きな期待をしていないだけに普通に楽しめました。
ただしこの主人公がアホ過ぎるんだよ・・・。犯人を追いかけていても、秘密の場所を見つけても、何故か警察を待たずに単独で行動してしまう。ちゃんと事前に自分で警察に連絡しているにも関わらず!
それと幽霊の出すヒントが曖昧すぎる。。。もっと直接的に言い表さんかいっ!
まぁ細かいことを言っても仕方がないのかなあ。
ただ「屋上から落とされそうになった主人公が、犯人の服をつかんで逆に落とす→犯人地上に叩きつけられる」という場面を上から撮影しているんだけど、このシーンは新鮮でした。どうなってるんだろ?

【俺だったら・・・】
■主人公があんまり魅力的じゃないんだよなぁ。LOSTの時ほど輝いていないんだよねえ。幽霊を受け入れるのが早すぎるんだよな。これ、普通の人ならもっと身体や脳や精神を調べると思うんだ。あんまり細かいこと言っても野暮か。
■奥さん、歌手のシェールみたい・・・。もうちょっと違う人でも良かったのでは。
★★☆☆☆(星2つ)

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『運命のボタン』

運命のボタン [DVD]

運命のボタン [DVD]

これは予告編が悪いと思うねぇ。どうしてもサスペンス・ミステリと思ってしまうから、観賞時に話の展開に合理性を求めてしまう。
でもこれ、マシスンが原作であることからも分かるようにSFです。
中盤に事の真相がうっすらと見えてくると俺は喜んだけどね。こういう話は大好きです。
しかし「ミステリ好きな人は期待外れでガッカリ」「SF好きはミステリと思ってそもそも観ていない」可能性があるんじゃないだろうか。
とにかくラストまで観ても細かいところまではよく分からないです。こういうSFに関してはあまり突き詰め考えても仕方がないかもしれないけど、もうちょっと分かりやすくして欲しかったなぁ。
キャメロン・ディアスはすっかりオバサンになっちゃった。
それと“箱”を持ってくるスチュワートの顔はちょっとした衝撃です。
全体的に古いアメリカのSFドラマっぽくて何となく懐かしい感じがしました。

【俺だったら・・・】
■題名がダメだよなぁ。本は『死を招くボタン・ゲーム(原題:Button, Button)』という名前なので、そのままでもいいし、「箱」か「出口なし」がいいんじゃないだろうか。
■○○○の策略にしてはちょっと手間がかかりすぎだよね。それと誰がどういう状態になっているのか、仲間なのかそうでないのか、状況が分かっているのか分かっていないのか、それぞれの立場をもっと明確にしないと観る側はその考察ばかりに気を取られて大筋を見逃しちゃいそう。
NASANSAの関わりはもっとあっさりしていた方が、スッキリして分かりやすいと思う。

★★★☆☆(星3つ)

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『レポゼッションメン』

「ちょっと先の未来ではこういうルールがまかり通っているんだよ」的なSFは非常に好きだ。
あんまり荒唐無稽で、世界そのものが現在と全く違う、となると、それなりに姿勢を正して観なければいけないような気がするけど、“現在の世界と比べて主にある一点だけが違う”、というのはその違う一点にどれだけリアリティを持たせるかが大切な鍵であるにしても、スッと入って行きやすいと思う。
この映画では「人口臓器の回収」が「違う一点」なんだけど、うまく話に取り込んでいて、なかなかの佳作になっている。
ラストもまぁそれほど驚きはないけれど「そんなハッピーエンドでは終わりませんよ」という気骨が感じられて良いね。
ただしちょっとだけグロいのが多いから、万人には勧めることができないなぁ。

【俺だったら・・・】
もうちょっと未来の世界を除いて見たかったかな。本筋から逸れない程度で。それと主人公の奥さん、この人、結構評価されてもいいような気がする。なんていうか生活に疲れた主婦感が人相に出まくっていて、時に観ている側をイラッとさせるというか。
それに反してあの子供にはもう少し個性やセリフを持たせた方がいいかもなぁ。

★★★★☆(星4つ)
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『アイアンマン2』

アイアンマン2  ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]

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この作品の『1』でロバート・ダウニー・Jrが好きになったんだよな。一応これまでの出演作も観ているけど、あんまり印象に残っていなかった
『1』を観た時にアメコミヒーローの素顔役でこういうオッサンのキャスティングってどうなのよ?と違和感があったけど、まぁ全体的に(その他の登場人物も含めて)大人のヒーロー漫画なので徐々に慣れたし。
『2』もよくできていて退屈しないで鑑賞ができた。「高い戦闘力を誇るヒーローはそれ自体が兵器なのではないか=使い方によっては正義にも悪にもなる」という問題が主軸。それに父と子のドラマが合間って話は展開していくんだけど、最終的な結論は出てないような気がするね。『ダークナイト』と比べることもできる。
このマーベル系の作品が『アベンジャーズ』に集束していくというのもかなり楽しみです。

【俺だったら・・・】
期待していたミッキー・ロークが弱すぎる・・・。ドローンとの空中戦がちょっとしつこく感じたので、そこを手短かにして、ミッキー・ロークとの対戦時間をしっくりとりたい。
それにしてもミッキー・ロークロバート・ダウニー・Jrってカメラが回っていないところではどんなことを話してんだろ?いっしょに飲みにいってたら絵になるだろうなぁ

★★★★☆(星4つ)


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『バイオハザードⅣアフターライフ』

前半部分を観ていると「これ、もしかしてトンデモ系映画じゃね?」と不安になってきたけれど(特にウェスカーとの飛行機の中での対戦)、主人公がビルの屋上に辿り着いてからはキチンと鑑賞に耐えうる映画になった。
あ、その前半でも一番最初の渋谷の中島美嘉のシーンは知ってる場所だけに凄く良かった。
でも映画もゲームの方と同様「ホラー」色がどんどん薄くなってるなぁ。もはやこれをゾンビ系の類に入れるのは無理があるでしょう。
ミラは相変わらず素敵だったです。やっぱり正義のヒーロとして闘う姿の方がしっくりくるね。
このシリーズは本当に安心して、家族が寝た後にビールでも飲みながらゆっくり観るのにはとても適している。

【俺だったら・・・】
これはミラ=アリスのための映画なのかね。敵も仲間もなんだか存在感が無さ過ぎる。まぁウェスカーとのバトルを長い時間じっくり観るもんじゃないとは思うけど。
ただし、「ウェスカーの残虐性」と「Tウィルス感染の恐怖」はもう少し表現してもいいと思う。

★★★★☆(星4つ)

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『インセプション』

インセプション Blu-ray & DVDセット (初回限定生産)

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俺の周囲の人達が称賛していたので凄く楽しみにしていた作品。ただし面倒臭い内容だったら嫌だなぁ、と危惧していたのも確か。
実際は複雑な内容に翻弄されることもなく(=謎解きや辻褄合わせが気になって話の展開に没頭できなくなることなく)、エンターテイメントとして十分に楽しめた。
あそこはこうだからこう?と推察しようと思えばできるけど、そういったことを考えなくても話にはついていける。
登場人物としては俺はディカプリオの奥さんが凄く強烈だったなぁ。あの大きな目で狂ったような立ち振る舞いをされると心底ゾッとする。
最後は・・・どっちなんだろうねぇ。ベタなオチだ、と批判する向きもあるけど、この映画にはこれしかないエンディングだと思う。
皆も言うだろうけど『マトリクス』を一番最初に観たときのような気持ちになるね。

【俺だったら・・・】
映像表現を凄く楽しみにしていたけれど、正直、それほどでもなかった。と、言うより想像の上を行ってくれなかった(決してダメなわけではないので映画としての評価を下げるものではない)。
映像の見せ方としてはもうこれ以上観る側を『ビックリ』させる手段ってないのかなぁ。
★★★★☆(星4つ)
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『TEKKEN-鉄拳-』

TEKKEN -鉄拳- Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)

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俺、対戦型格闘ゲームは苦手なのでこの映画の元ネタはプレイしたことがないです。なので何の思い入れもなし。
そういう状態で鑑賞すると、キャラクターもへんてこりんだし(インパクトは強いけど)、内容もしっちゃかめっちゃかだし、正直なところ最後まで「???」でした。
ウィキペディアでゲームの内容を読んだけど、まぁ確かにいろいろ破堤しているような気がする。でもゲームの場合、あくまでストーリーは「付随するもの」であってメインは「1vs1」(タッグマッチもあるらしいけど)の格闘でしょ。
それを映画にすること自体無理があったんじゃないかなぁ。どうしてもストーリーをきちんと織り込まないといけないし。
でもそんな中でクリスティ役のケリー・オーヴァートンさんは俺が観た女優さんの中でもかなりの上位に入る別嬪さんです。彼女に救われている部分は大きいと思う。

【俺だったら・・・】
映画にはしない!1時間枠のTVドラマでいいから格闘をメインにする。毎回、敵またはライバルが出てきてその番組の一番最後で戦い、次へ進む、というようにね。それに伴い、主人公も段々と強くなる、としないと、この映画みたいにいきなり強くなられても感情移入ができないよ。

★★☆☆☆(星2つ ※このうち1つはクリスティ役の女優さんに)

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