『ザ・ウォーカー』
- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/11/02
- メディア: DVD
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それとXBOX360ユーザーの俺は『Fall Out』そっくり!と思ったね。
特にスタートから圧倒的な荒廃感漂う中で歩く→戦う→歩くという展開を飽きさせずに魅せる表現方法が上手い。戦闘シーンは古い日本映画の殺陣を思わせる、流れるような殺し方。残酷なんだけど、どこか美しさも感じられます。
主人公が撃たれてからラストまではそれまでの流れが徐々に停滞していくようで、最後はちょっとしたドンデン返しがあるけれど、疾走感が全く無くなっているのはちょっと残念。
物語の流れとして、「目的地に着く」というのは仕方がないんだけど。「本」の正体と言うのが「○○」だってのは、分かった時点で「何だかなぁ。そういう映画だったのかあ」と思わなくないでもないが、それ以外のオチがあるのか、と言われると困るので容認せざるを得まい。
ちょっと押しつけがましいところは目を瞑ったとしても、「終末ムード」(本当であれば『サバイバル・オブ・ザ・デッド』の世界ってこうなっているべきじゃないの?)と「戦闘シーン」を見るだけでもお勧めです。
【俺だったら・・・】
■「○○の教えは尊い」という話だから本編に関しては変えようがないなぁ。ご都合主義、と突っ込まれても、「だって主張したいことはそういうことだもの!」と言われだろうからねえ。ただしあの世界がどうなっているのかは凄く知りたい。あの地域であれだけの街をこしらえているんだから、それ以外にも同規模のものがあるでしょ。となるとそれを統治する自治政府のようなものはないのか。車はあっても飛行機はないのか。日本はどうなっているのか。
「核戦争後の世界」が分かるようなシーンをもっと取り入れる。
★★★★☆(星4つ)
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