『ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を追え〜』

ザ・エッグ~ロマノフの秘宝を狙え~ [DVD]

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ネットでの評判が良かったから非常に楽しみにしていたのだけれど、最後の二転三転するバタバタについていけなくて、結局どういうことなのかよく分からなかった・・・。
こんな大掛かりなことする必要ってあったのかなあ?いくらなんでも警察ってそんな愚かな組織じゃないと思うんだけどね。
テレビ映画らしいけど、なんとなく全編に渡るスケールの小ささが最後まで気になって仕方がなかった(これに関しては、俺はハリウッド大作じゃないと満足できなくなってるのか?という一抹の不安もある)。
それとモーガン・フリーマンアントニオ・バンデラスという配役にも期待し過ぎた部分があるかもしれない。
実際その二人を画面でみてしまうと「おじさん(おじいさん!?)二人が頑張ってるなぁ」という印象しかない。アクション・スパイ映画に必要な、観ているこちら側にも突きつけられるような鋭さ・スピード感が見当たらないんです。
73歳と50歳だもんなあ。

【俺だったら・・・】
■まず、配役。バンデラスには申し訳ないが、20代後半〜30代前半くらいの男性じゃないと主役級二人の立ち位置が引き立たないと思う(途中、バンデラスが「こっちの若い方が・・・」と言われる場面があるけど、若くはないよなぁ。白髪も目立つし)。
そうすれば必然的に相手役の女性ももっと若くなりますね(ラダ・ミッチェルさんは37歳)。
■アクションを一切省いた方がいい。特に最初の電車の中のドタバタは絶対要らないと思う。多分、俺、あのシーンを観てから入りこめなくなったんだよ。
■あの後半部分は本当に分かりずらい!無理やりまとめちゃった感がアリアリ。騙し騙され・・・というのはまぁ良いとしても、その騙すほうも騙される方もこんなに大騒ぎしちゃっていいのだろうか。いくら「有罪と呼べる証拠はない」「あれは実は○○側の人間だ」としても電車の中だって店の中だって風呂場だって、当事者以外の人達は沢山いるわけでしょ。このネット社会で情報を全く収める、ってのは無理があるような気がする。なので、いろいろ事件を起こすは仕方がないとして、もっと静かに、一部の人間しか気付かないように事を運ぶべきでしょう。
リアリティを感じさせる必要はないけど、納得はさせて欲しいです。

★★☆☆☆(星2つ)

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