『パーフェクト・ゲッタウェイ』

パーフェクト・ゲッタウェイ [DVD]

実質、3カップルの内一組が犯人なわけで（それでももしかして雑貨屋の息子という可能性もあったけど）、提示されている「いかにも犯人」的な人達を除外すると簡単に判明しちゃう。
一応ドンデン返しなんだけれど、まぁミステリを読みなれていればそれほどビックリはしないよね。
ただし彼らが何故殺人を犯したかがあまりハッキリせず、そこはやきもきする。精神的に殺人を犯さざるを得ない、ということなんだろうけれど、そんなに簡単に済ますよりもそこにもっと何か重要性を持たせた方が物語に深みが出るような気がするなぁ。
それと、こういうドンデン返しモノって一番最後に犯人が分かった時点で、もう一度ＤＶＤを見直して、伏線をさぐるのが醍醐味なんだろうけど、はっきりいて面倒くさい。映像特典で「あの時のセリフやしぐさはこういう意味でした」って教えてくれるといいのに。
ただし、ミラ・ジョヴォビッチはやっぱり好き！カッコイイ！はじめのバカップルっぷりは「こんな姿、見たいような見たくないような・・・」という感じだったけど、徐々に「戦う女の顔」になってきて“俺がミラ様に求めてるのはこれ！”って実感しましたね。
それと、ハワイの壮大な絶景をじっくり見せてくれたのはよかった。こういうことをふんだんにできることこそ映画を観る大きな理由だもん。
オススメです。